【6月26日 東方新報】「中国桐廬・富春江映像科技産教モデル区AIGCハイテク映像制作センター」の始動式が6月7日、浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で行われた。同センターは、AIGC(AI生成コンテンツ)スーパー学院とスーパー工場、AIGC高品質中短編ドラマ制作拠点、AIGCデジタルスタジオなどを整備し、AI、バーチャルプロダクション、デジタルスタジオ、身体性AIなどの先端技術と、映像制作、人材育成、産業サービスの深い融合を進める。
AIGCは、AI技術がネット動画・音声コンテンツ分野で活用される代表的な場面の一つだ。現在、脚本のアイデア作りから絵コンテ生成、バーチャルセット、ポストプロダクション、スマート研究開発、インタラクティブ体験まで、AIGCはマルチモーダル生成、大規模データ統合、人とAIの相互作用を強みに、企画、制作、発信、消費までの全工程に深く入り込んでいる。
同センターの運営主体である華策影視集団(Zhejiang Huace Film & Tv)の創業者で董事長の趙依芳(Zhao Yifang)氏は、「ここは撮影もでき、観光もでき、学びの場にもなるハイテク映像制作センターだ」と述べた。AIGCを映像制作の全工程に深く組み込むことで、従来のコンテンツ制作モデルを刷新するだけでなく、人材育成や産業インキュベーションにも新たな道を開くという。
同センターは、中国桐廬・富春江映像科技産教モデル区を基盤に、コンテンツ制作、職業教育、映像・文化・観光の連携といった主要な活用場面を整備する。映像、文化、観光を融合した革新的な産業プラットフォームをつくり、「教育を土台に、人材が牽引し、技術が支え、産業を高度化する」新たなエコシステムの構築を目指す。
始動式では、中国伝媒大学(Communication University Of China)など複数の大学が契約を結び、AIGC関連の新カリキュラム開発、実習教育、プロジェクトの実装、専門人材の育成・供給などを進め、産学連携を深めることになった。
浙江省の胡偉(Hu Wei)副省長は式典で、浙江省は「文化+テクノロジー」を高水準の文化強省づくりの重要な位置に据えていると述べた。科学技術を土台に、産業を牽引役とし、活用場面を起点に発展を進める方針で、計算資源インフラの整備、文化観光分野でのデジタル活用拡大、AIGC視聴覚産業への特別支援策などを通じ、デジタル文化産業の集積地とAIGC産業発展の先行地域づくりに力を入れている。
全国政治協商会議常務委員で文化文史・学習委員会副主任、中国ネット視聴覚番組サービス協会会長の聶辰席(Nie Cehnxi)氏は、「AIGCは人を置き換える技術革命ではない。データ、アルゴリズム、計算力によって効率を高め、コストを下げると同時に、思想、精神、感情、審美の面で正道を守りながら革新し、人とAIが協働し、融合して共創する段階へ進むための戦略的な高度化だ」と述べた。
聶氏はまた、中国ネット視聴覚番組サービス協会は今後も橋渡し役として、業界の課題、企業の期待、発展の方向に応じ、規範的な発展、創作の指導、業界交流、人材育成、技術応用、国際発信などの面でサービスを強化すると述べた。各方面の力がAIの革新的応用を深め、産学連携の基盤を固め、質の高いコンテンツ群を育て、世界への発信ルートを広げることを支援し、ネット視聴覚産業の質の高い発展を後押ししていく。(c)東方新報/AFPBB News