中国広西の平陸運河で 動物を渡すための橋の本体工事が完了

12月08日 14:40


平陸運河動物通路橋の工事現場=2025年12月8日提供(c)CGTN Japanese


【12月8日 CGTN Japanese】中国南西部の広西チワン族自治区で建設中の平陸運河では、動物を渡すための通路橋の本体が12月6日に完成しました。次の段階として、橋面上の生態環境再現施工に移行します。

この動物通路橋の建設は平陸運河の分水嶺区間での極めて重要な作業とされており、橋の全長は240メートル、幅は20メートル、運河に架かる部分の長さは130.2メートルで、運河の航路をまたぐ上路式鉄筋コンクリート箱形アーチ橋です。その主な目的は、ブチリンサン、ベンガルヤマネコ、アカハラリスなどの在来種に、運河に遮られない安全な移動通路を提供することです。

平陸運河建設管理チームは橋面上の生態環境再現を加速させ、運河沿線の動物の群れの観測活動をしっかりと行い、このグリーンプロジェクトの実施に全力を尽くすとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News