ネタニヤフ氏、対イラン勝利がガザ人質解放の「機会」創出

06月30日 08:57


イスラエル・テルアビブの国防省本部前で行われた、パレスチナ自治区ガザ地区で人質となってる人々の解放を求める抗議デモ(2025年6月28日撮影)。(c)Jack GUEZ/AFP


【6月30日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は29日、12日間にわたるイランとの戦争での「勝利」が、パレスチナ自治区ガザ地区で拘束されている人質の解放などの「機会」を生み出したと述べた。

ネタニヤフ氏は治安部隊の幹部に向けた演説で、「この勝利により多くの機会が開かれた。まず第一に、人質の救出だ」と述べ、「もちろん、ガザ問題も解決し、ハマスを打倒しなければならないが、両方の目標を達成できると見込んでいる」と続けた。

被害者家族を代表する主要団体「人質および行方不明者家族フォーラム」は29日夜遅く、「(拉致されてから)20か月後にようやく、人質の帰還が首相の最優先事項に指定されたこと」を歓迎し、「これは非常に重要な声明であり、人質50人全員を解放しガザでの戦闘を終わらせるための包括的な合意に結びつけなければならない」と述べた。(c)AFP