ハマス、ガザ停戦交渉に「真剣」な姿勢

06月06日 15:55


パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの幹部ハリル・ハイヤ氏(資料写真、2022年10月19日撮影)。(c)LOUAI BESHARA/AFP


【6月6日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスの交渉団を代表するハリル・ハイヤ氏は6日、イスラエルとの恒久的な停戦の実現を目指す新たな交渉に入る用意があると述べた。

ハイヤ氏はイスラム教の犠牲祭イード・アル・アドハの始まりに際して行った演説で、「われわれは恒久的な停戦合意を目指して新たに、真剣な交渉の段階に入る用意があることを改めて表明する」と述べ、仲介役とも連絡していると語った。

停戦合意に向けた交渉は3月に短期間の休戦が崩壊して以降、突破口を見いだせておらず、イスラエルが軍事作戦を再開して以降は暗礁に乗り上げたままとなっている。

イスラエルとハマスは先月下旬、合意に近づいたように見えたが、最終的には物別れに終わり、双方とも、米国が後押しする提案を頓挫させたのは相手側だと非難し合っている。

ガザ地区の救助隊によると、5日もイスラエル軍の攻撃で少なくとも37人が死亡した。(c)AFP