毎年中秋節にクジラが出現 中国広西の潿洲島で「一家だんらん」
09月19日 13:30
クジラ(2024年9月18日提供)。(c)CGTN Japanese
【9月19日 CGTN Japanese】中国南部にある広西科学院、広西海洋科学院海洋哺乳動物研究チームは15日午前、広西チワン族自治区の北部湾にある最大の島――潿洲島付近の海域でニタリクジラの調査を実施し、同島南西海域で親子を含む8頭のニタリクジラと遭遇しました。海洋哺乳動物研究チームの過去6年間の調査によりますと、毎年中秋節前後になると、ニタリクジラが北部湾に来て捕食し、子育てしていたとのことです。
潿洲島海域は中国近海で1980年以降に発見された安定した大型クジラの捕食場所です。広西科学院によりますと、研究作業が進むにつれて、潿洲島海域で生活しているニタリクジラ群の個体数は2016年の10頭前後から現在の60頭前後に増加したとのことです。よく現れる期間は毎年9月の中秋節前後から翌年4月末までです。北部湾海域でニタリクジラを発見したことは、この海域の生態環境が良好で、十分な餌があり、海洋環境も良好なことを示しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News