高速鉄道で最小曲線半径の大スパンT式橋台の回転が成功 中国・広東省
11月17日 20:13
広湛高速鉄道連絡線の初の回転架設工法の橋、回転に成功(2022年11月17日提供)。(c)CGTN Japanese
【11月17日 CGTN Japanese】中国南部の広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)とその南部の港湾都市である湛江市(Zhanjiang)を結ぶ広湛高速鉄道連絡線の初の回転架設工法による橋が16日未明、夜空の中で見事に「ターン」を果たしました。北京・広州鉄道(京広鉄道)の3線路を成功裏に跨(また)いで、正確なドッキングを実現しました。同工事は中国国内の鉄道における、最小曲線半径の大スパンT式橋台の回転作業の成功を意味しています。
広湛高速鉄道連絡線の全長は3.627キロで、完成すれば広湛高速鉄道本線の施工のための前提条件が整います。
広湛高速鉄道の設計時速は350キロで、本線の全長は400キロあまりです。開通後には、広州市と湛江市を結ぶ列車の最短所要時間は従来の180分から90分に短縮されます。同高速鉄道は「八縦八横(中国において東西方向と南北方向にそれぞれ8本の幹線鉄道)」高速鉄道網の沿岸部における大通路の重要な構成部分でもあります。開通後は広東省西部沿岸地域の陽江市(Yangjiang)、茂名市(Maoming)、湛江市が粤港澳(広東・香港・マカオ)グレーターベイエリアと連動して発展することを支援し、広東省の「全ての都市に時速350キロの高速鉄道が乗り入れる」という目標達成を後押しすることになります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News