理容室・美容院での酒類提供サービスが合法に、米加州で17年から
12月30日 16:12
グラスに注がれるワイン。イタリア・ベローナで(2016年4月10日撮影)。(c)AFP/ VINCENZO PINTO
【12月30日 AFP】米カリフォルニア(California)州で、理容室や美容院で顧客へのサービスとして行われてきた酒類の提供が、グラス1杯程度ならば来年から免許なしでも可能となる。
カリフォルニアの理容室や美容院では、整髪やひげを整えに来店した客にワインやビールを出してもてなす慣習があるが、これを合法的に行うには店側が酒類販売免許を取得する必要があった。このため、一部にはこうしたサービスを免許なしでひそかに行っている店もあった。
これが来年1月1日に発効する新法によって、理容室や美容院は酒類販売免許がなくても、サービスの一環として営業時間内にビールなら12オンス(約355ミリリットル)未満、ワインなら6オンス(約177ミリリットル)未満をグラスで顧客に提供することが認められる。ただしこのサービスの提供は午後10時までに制限される。
しかし一方では、この新法によって未成年者がアルコールに接する機会が増えると反対の声をあげる団体も複数ある。(c)AFP