覚せい剤持ち込んだ日本人女性に死刑判決、マレーシア

10月25日 13:16


女性警察官に付き添われてマレーシア・クアラルンプール(Kuala Lumpur)近郊の裁判所に向かう竹内真理子(Mariko Takeuchi)被告(中央、2010年1月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/Saeed KHAN


【10月25日 AFP】マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)郊外のシャー・アラム(Shah Alam)にある高等裁判所は25日、マレーシア国内に覚せい剤のメタンフェタミンを持ち込んだとして起訴された日本人の元看護師、竹内真理子(Mariko Takeuchi)被告に死刑判決を言い渡した。  竹内被告はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)からクアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)に到着した際に、3.5キロのメタンフェタミンを所持していたとして逮捕された。  竹内被告は、ある男にだまされてメタンフェタミンが入ったかばんを運ばされただけで、自分は中身を知らなかったと証言していた。  マレーシアでは薬物の密輸で有罪になれば絞首刑に処されることになっている。今年マレーシアの死刑囚は700人近くに達した。その大半は男性で、死刑囚の3分の2以上は薬物関連の罪を犯していた。(c)AFP