サッカーW杯、北朝鮮への無償映像提供は見送りか

05月11日 19:32


欧州遠征で訪れたフランス・ナント(Nantes)近郊のサン・セバスチャン・シュル・ロワール(Saint-Sebastien-sur-Loire)で練習を行う北朝鮮の選手たち(2009年10月14日撮影)。(c)AFP/FRANK PERRY


【5月11日 AFP】韓国政府は、北朝鮮に対して2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)のテレビ映像の無償提供をしない方針だ。背景には、北朝鮮の関与が取りざたされている韓国海軍の哨戒艦沈没事故がある。  2006年のドイツ大会では、親北政策をとっていた盧武鉉(ノ・ムヒョン、Roh Moo-Hyun)政権によって、北朝鮮に競技映像が無償で提供された。この時、韓国政府は映像提供の費用として1億5000万ウォン(約1200万円)を負担した。  南アフリカ大会の国内放映権を持つソウル放送(SBS)と北朝鮮側が中国の北京(Beijing)で前年8月と今年の1月にこの問題について協議した際、北朝鮮はW杯映像の無償提供を申し入れた。しかしSBSによると、3月末に黄海(Yellow Sea)上で韓国海軍の哨戒艦が爆発・沈没して以来、W杯の映像提供に関する韓国政府と北朝鮮との協議は中断している。  6月のW杯開幕までに協議が再開する見通しはないことから、南アフリカ大会では北朝鮮への映像提供は行われない可能性が高いという。  北朝鮮は、同国にとって1966年以来44年ぶりの出場となる南アフリカ大会に注目しているが、この件に携わっているSBSの関係者は「考慮すべき最重要の要因は、韓国の国民感情だ」と話している。(c)AFP