【12月14日 MODE PRESS】ヒース・レジャー(Heath Ledger)生前最後の出演作にしてテリー・ギリアム(Terry Gilliam)監督の最高傑作との呼び声も高い『Dr.パルナサスの鏡(The Imaginarium of Doctor Parnassus)』が、2010年1月23日から全国で公開される。 ■鏡に映し出される人々の欲望… 舞台は2007年のロンドン。悪魔との契約で不死身となったパルナサス博士が率いる移動式劇場は、摩訶不思議な出し物を披露しながら各地をまわっている。その出し物「イマジナリウム」とは、鏡を通して観客を別世界に導き、各自が心の中に隠し持つ欲望を具現化して見せるというもの。 しかし博士には、悲しい秘密があった。かつて永遠の命と交換に、娘ヴァレンティナを悪魔に差し出す約束を交わしてしまったのだ。タイムリミットは、3日後に迫った娘の16歳の誕生日。記憶喪失の青年トニーとともに、博士は、鏡の迷宮で最後の賭けに出る。果たして彼らは、娘を守ることができるのか―? ■ヒース・レジャーの死を乗り越えて… 物語の鍵を握る青年トニーを演じたのはギリアム監督と公私にわたる親交を深めてきたアカデミー俳優ヒース・レジャー(Heath Ledger)。しかしヒースは、08年1月22日に本作の“現実世界”の撮影を終えた後、急逝してしまう。残されたのは“鏡の中の幻想世界”のシーン。バンクーバーでの特殊撮影に備えていたスタッフは驚き悲嘆に暮れ、一時は製作中止とまで言われた。 しかし、ギリアム監督は、幻想世界では観客の願望に従いトニーの容貌が変化するという手法を着想。ヒースの親友であるジョニー・デップ(Johnny Depp)、ジュード・ロウ(Jude Law)、コリン・ファレル(Colin Farrell)の3人の名優が代役を引き受けた。 「彼らの素晴らしい心の大きさと愛情が、この映画とヒースの最後の演技を救ってくれた。我々の業界においては、めったに見られない美しい瞬間であり、彼らの参加によってこの映画はさらに特別なものとなった」とギリアム監督は語る。 ■鏡の魔法を劇場で体感して 映像の魔術師と称されるギリアム監督がパルナサス博士に自身の人生を投影したという自伝的内容でもある本作。人間の無限の想像力が世界を救う可能性を持つことを示すとともに、「幸せとは何か?」という問いかけをそれぞれの胸に残す壮大なエンタテイメント作品に仕上がっている。 是非劇場に足を運んで、ギリアム監督とヒースをはじめとしたキャスト・スタッフが仕掛けた鏡の魔法を体感してみてほしい。(c)MODE PRES 【詳細情報】 『Dr.パルナサスの鏡』 (配給:ショウゲート) 2010年1月23日(土)、TOHOシネマズ 有楽座ほかにて全国ロードショー 【関連情報】 ◆特集:ヒースの遺作、映画『Dr.パルナサスの鏡』1月23日より公開! ◆Dr.パルナサスの鏡公式サイト