ボルト 伝説を目指し金メダルに照準

07月16日 12:05


IAAFスーパーグランプリ2009(%%IAAF Super Grand Prix 2009%%)第2戦ローザンヌ大会(%%Athletissima 2009%%)男子200メートルを制したウサイン・ボルト。(2009年7月15日撮影)(c)AFP/FABRICE COFFRINI


【7月16日 AFP】北京五輪で陸上短距離3冠を達成したウサイン・ボルト(Usain Bolt、ジャマイカ)は、伝説に近づくために、8月に開催される第12回世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)での表彰台の頂上を狙い定めている。  17日に開催されるゴールデン・リーグ2009(AF Golden League 2009)第4戦パリ大会(Meeting Areva)を控え記者会見に出席したボルトは、復調の兆しを見せている第11回世界陸上大阪大会(11th IAAF World Championships in Athletics Osaka)短距離3冠のタイソン・ゲイ(Tyson Gay、米国)を重要視していないと発言した。  大阪大会での200メートルではゲイに敗れ、銀メダルに終わったボルトだが、8月のベルリン大会ではもう一つ上の順位に照準を定めていると明かした。  ボルトは「僕にとってはとても重要だ。前回の世界選手権では銀メダルだったので、今年はしっかり練習を積んで金メダルを目指す。そうすれば、伝説になるための足掛かりになるだろう」と語った。  ゲイは10日に行われたゴールデン・リーグ2009第3戦のローマ大会(Golden Gala)の100メートルで9秒77を記録しているが、ボルトは「レースについて(コーチと)話してはいない。ここまでの僕の調子に(コーチが)自信を持っているからだと思う。どの選手がどれだけのタイムを記録していても、特に心配したりしない。手に入れたいもののために厳しい練習を積んでいるから、いつでも自分に自信を持っている。天気がどうなるかは分からないけれど、良好であれば僕とタイソンの対決はとても速いものになるだろう」と語った。  またボルトは「陸上も競争することも楽しんでいて、トラックを駆けている瞬間は常に自信を持っている。自信は揺るがない。負けた時は自分がどんな間違いを犯したかを見極め、練習を積んで立ち直る。コーチが素晴らしいことを教えてくれた。勝てるようになるまでは、負けることを知らなければならない。それを学んでいるから、もし負けたとしても自分がトップに戻るために何をしなければいけないかは心得ている」と語っている。(c)AFP