新種コンピュータワームの感染が拡大、専門家が注意を呼び掛け

01月21日 20:34


中国・北京(Beijing)のインターネットバー(2009年1月15日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/LIU Jin


【1月21日 AFP】インターネット・セキュリティーの「エフセキュア(F-Secure)」は20日、「Conficker」または「Downadup」と呼ばれるコンピュータワームとその亜種がこれまでに全世界で900万台以上のコンピューターに感染し、毎日100万台のペースで拡大していると発表した。  これまでのところ「Conficker」による目立った被害は出ていないため、専門家の間ではこのワームの目的についてさまざまな見方が出ている。 「感染の規模は非常に大きく、過去最大級のウイルス感染となる可能性がある」と語るセキュリティー対策ソフトの「トレンドマイクロ(Trend Micro)」のデビッド・ペリー(David Perry)氏は、犯罪集団が新技術をテストしているとみている。犯罪に使用される悪質ソフトには巨大な市場が存在し、「Conficker」の威力が確認されれば販売される可能性もあるという。 「Conficker」はインターネットやUSBメモリースティックから感染し、感染後にセキュリティーソフトに対する防御策を講じるため駆除は困難だという。  米ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)もこの問題を認識しており、ユーザーに無償で提供している「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」をすでに更新してこのワームに対応している。  同社は常に最新のウイルス対策ツールと更新プログラムをインストールし、さらに解読されにくいパスワードでコンピューターとファイルを保護するよう呼び掛けている。(c)AFP/Glenn Chapman