ヘビメタとクラシック音楽のファン、性格に共通点 英研究

09月08日 20:03


フィンランド・ヘルシンキ(Helsinki)で行われた、ヘビーメタルバンド「メタリカ(Metallica)」のコンサートに駆けつけたファンたち。(c)AFP/LEHTIKUVA-Vesa Moilanen


【9月8日 AFP】「ヘビメタのファンとクラシック音楽のファンには、意外に共通点が多い」。英国のヘリオット・ワット大学(Heriot-Watt University)のチームが5日、研究報告を発表した。  メタリカ(Metallica)のようなへビーメタル・ロックのファンは従来、髪を伸ばした学生が中心で、仕事嫌いといったイメージで語られ、モーツァルト(Wolfgan Amadeus Mozart)のファンは、真面目で勤勉だと思われてきた。しかし、調査を行った研究者たちは、両タイプの音楽のファンともに創造的で穏やかだが、内向的にもなり得る傾向を発見した。  一方で異なる点としては、クラシック音楽のファンは自尊心が強く、ヘビメタのファンは自信に欠けているという。  このほか、インディーズ音楽のファンは自尊心に、ポップ音楽のファンは創造性にそれぞれ欠け、カントリーとウェスタン音楽のファンは勤勉で、ラップ音楽のファンは社交的な性格の持ち主だという結果も出た。    3年にわたるこの研究を行ったエイドリアン・ノース(Adrian North)教授(心理学)によれば、音楽と性格の関係に着目した研究で、これほど大規模で詳細なものはこれまでなかったという。  今回世界中で3万6000人がこの調査に参加、104の音楽のタイプについてランク付けをし、自分の個性についても回答した。「人々は音楽を通して自分を定義し、他人と結びつけるが、音楽がどのように個人のアイデンティティと結びついているかについては、細かなところまでわかっていなかった」(ノース教授)  ノース教授によれば、最も驚くべき結果のひとつは、ヘビメタとクラシック音楽のファンはどちらも創造的で穏やかだが社交的ではない、という共通点が見つかったことだという。「へビーメタル・バンドのファンは自殺しそうなほどにうつ気味で、彼ら自身にとっても社会にとっても危険な存在だというステレオタイプでみられがちだが、実はとてもデリケートな人々だといえる」(ノース教授)  ノース教授は、これらの調査結果をマーケティングに利用することも可能だと語った。(c)AFP