英「失踪男」事件、妻の公判で息子2人が証言「裏切られた」
07月16日 12:35
英マンチェスター空港(Manchester Airport)で、空港警察から捜査を担当する地元警察に身柄を引き渡されるアン・ダーウィン(Anne Darwin)容疑者(当時、2007年12月9日撮影)。(c)AFP/ANDREW YATES
【7月16日 AFP】英国でカヌー事故を装った失踪(しっそう)から5年以上を経て突如現れた夫ともに詐欺罪に問われている妻、アン・ダーウィン(Anne Darwin)被告(55)の公判が15日、イングランド北東部のティースサイド刑事法院(Teesside Crown Court)で開かれ、息子2人が検察側証人として出廷し、両親に「裏切られた」との思いを語った。 アン被告と夫のジョン・ダーウィン(Johon Darwin)被告は負債をまぬがれるため保険会社から約25万ポンドを詐取したとされる。 マーク・ダーウィン(Mark Darwin)氏(32)は、02年にイングランド北東部沿岸でカヌーに乗ったまま姿を消したとされる父親が、06年にパナマで撮影された母親と一緒の写真を見て初めて事態を理解したとし、「父が生きていることを母がずっと知っていたなんて信じられない。どれだけの間だまされていたか」と述べた。07年にその写真がメディアに発表されたとき、母親に対し大きな怒りを感じたという。 またマーク氏は、母親は父親の行方不明について泣きながら話した様子を、「母はわたしを抱き、『お父さんは行ってしまったと思う。わたしは彼を失った』と言った。母はずいぶん長い間泣き続けた」と語った。 一方アンソニー・ダーウィン(Anthony Darwin)氏(29)は、事実を知った時どう感じたかを尋ねられ、頭をかきながら「動転したような、裏切られたような、よく分からない」と述べた。 マーク氏の証言の間、アン被告は目を押さえたり鼻をかんだりしていた。(c)AFP