原油・金価格、史上最高値を更新 ドル安が背景
03月04日 04:03
ロンドン(London)で撮影された、ユーロ紙幣とドル紙幣(2007年4月18日撮影)。(c)AFP/BERTRAND LANGLOIS
【3月4日 AFP】3日のニューヨーク(New York)とロンドン(London)市場の原油価格は、一時史上最高値を更新。さらに、金先物市場でも、ドル安を背景に史上最高値を更新した。 ニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile Exchange、NYMEX)の原油先物市場は、標準油種の軽質スイート原油(4月分)が史上最高値となる一時1バレル103ドル51セントを記録し、2月29日に記録していた1バレル103ドル5セントを更新した。 また、ロンドンの原油先物市場では、北海ブレント(Brent North Sea)原油(4月分)が、一時1バレル101ドル53セントまで上昇、同じく2月29日の1バレル101ドル27セントを更新し、史上最高値を記録した。 一方、ロンドンの金先物市場も、1オンス989ドル54セントの史上最高値を更新した。 ■原油・金の高騰の背景にドル安進行 金や原油などの価格上昇の背景には、ドル安の進行がある。ドル安が進行することで、ユーロなどの主要通貨からみた金や原油などのドル建て商品先物に割安感がでて需要が急増し、価格高騰につながっているとみられる。 ロンドンの外国為替市場では、米経済指標の悪化を受け、3日午後の取引で一時1ユーロ=1.5274ドルの対ドル最高値を記録している。(c)AFP