【10月10日 AFP】F1世界選手権2007年シーズン最終戦のブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2007)で初のF1参戦を果たす中嶋一貴(Kazuki Nakajima)は、同GPに全力を尽くすと意気込みを語った。 ロータス(Lotus)とティレル(Tyrrell)で80年代半ばから90年代初めまで活躍した日本人初のF1レギュラードライバーの中嶋悟(Satoru Nakajima)氏の息子の中嶋一貴は現地9日、アレキサンダー・ブルツ(Alexander Wurz)の引退に伴い、ウィリアムズ(Williams)からブラジルGPへの参戦が発表されたことを受け、「失うものは何も無いので全力を尽くしたい。7日に中国GP(Chinese Grand Prix 2007)の後に(参戦の)計画は聞いていた。ブルツのことを考えると複雑な気持ちになるが、レースを楽しみたい」と英国のオックスフォードにある自宅からの電話を通して日本のメディアに語った。 5日に上海で行われた中国GPではウィリアムズのFW29でテスト走行に臨み、日本人として初めて親子二代でF1に参戦したことに関して、中嶋一貴は「あまり考えたことはないが、特別なことだと思う」と語っていた。 ウィリアムズはブラジルGPを「2008年シーズンに向けてのドライバーの評価ではない」としており、フランク・ウィリアムズ(Frank Williams)代表は、「1回のレースだけでドライバーの能力を評価することはできないが、一貴に経験を積ますことのできる理想的な機会だ」とコメントしている。中嶋一貴はF1世界選手権への登竜門となるGP2シリーズで2007年シーズンの最優秀新人賞に選出され、F1ではテストドライバーとしてFW29に乗り5回のGPで7000キロメートル以上をフリー走行でテストしている。中嶋一貴は「チームからの能力テストではないと言われたが、いいレースができればいい。いい結果を出したい」と語った。 中嶋一貴はサーキットは異なるが父親の悟氏が1987年シーズン開幕戦でF1デビューを果たしたブラジルの地でデビューを果たす。(c)AFP