米民間軍事会社による発砲事件、米・イラク両政府で妥結策を模索

09月20日 14:50


2007年9月17日、バグダッド(Baghdad)で発生した自動車爆破現場周辺を警護する駐イラク米兵。(c)AFP/WISSAM AL-OKAILI


【9月20日 AFP】米民間軍事会社ブラックウオーター(Blackwater)の武装要員による発砲で民間人が死亡したとみられる事件が16日発生し、イラク政府が同国内での同社の事業許可を取り消し同社の交代を求めていることについてジョージ・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は19日懸念を表明、米・イラク両政府間で事態収拾に向け交渉を進めていることを明らかにした。  ダナ・ペリーノ(Dana Perino)大統領報道官は駐イラク米文民職員は「保護を必要としている」と繰り返し述べたことから、同社の交代を要求するヌーリ・マリキ(Nuri al-Maliki)イラク首相の要請を米政府は却下したものとみられている。  米・イラク両政府は、同社が駐イラク米文民職員の警護業務を続行できるよう、解決策を模索していることを示唆した。  同事件に関するブッシュ大統領の反応について、ペリーノ報道官は、「(ブッシュ大統領は)事態を懸念し、明確で透明な調査を望んでいる」と述べた。また、事態収拾に向けた米・イラク両政府間の協力関係を強調、事実証拠の収集と今後必要な政策勧告を行う共同委員会を設置したと発表した。  米国務省のトム・ケーシー(Tom Casey)報道官は19日、同委員会の設置は「政府関係の文民職員警護に関する両国政府の手続き改善など、政策に関する共同勧告を行うため」と述べた。(c)AFP