第107回全米オープン選手権・3日目 バデリー 単独首位で最終日へ

06月17日 14:14


18番ホールでバーディーパットを決めガッツポーズを見せるバデリー。(c)AFP/Getty Images Donald Miralle


【6月17日 AFP】男子ゴルフ・メジャー第2戦、第107回全米オープン選手権(2007 US Open Championship)、3日目。通算2オーバーの3位タイからスタートしたオーストラリアのアーロン・バデリー(Aaron Baddeley)は、5バーディー、5ボギーでラウンドを終えてスコアを維持し、通算2オーバーで2位のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)に2打差をつけ単独首位に立った。  バデリーは、前半9ホールを1バーディー、3ボギーとして一時首位争いから外れたが、後半9ホールで4バーディー、2ボギーでスコアを伸ばし最終的に単独首位に踊り出た。  2006年大会の覇者ジェフ・オギルビー(Geoff Ogilvy)に続きオーストラリア人による連続優勝を狙うバデリーにとって、同大会3勝目、メジャー通算13勝目を狙うウッズは強敵だが、バデリーにとって有利な事実がある。ウッズは、メジャー大会で過去に12勝を記録しているが、その全ての大会で最終日を首位でスタートしており、首位でスタートできなかった28戦においては優勝したことは未だ1度もないのだ。  英国のジャスティン・ローズ(Justin Rose)をはじめポール・ケーシー(Paul Casey)やカナダのスティーブン・エイムズ(Stephen Ames)や米国のバッバ・ワトソン(Bubba Watson)の4人が、バデリーとは3打差で、ウッズとは1打差で3位タイにつけており、最終日はおそらくウッズとバデリーの2人だけの戦いにはならないであろう。  バドリーは、このウッズとの首位争いについて「パーフェクトだよ、そしてエキサイティングだ。世界最高のプレーヤーと一緒にプレーできることは大変な価値がある。僕はマスターズ(The Masters Tournament)でタイガーとプレーしたことがあるけど、彼とメジャー大会でプレーできるってことは、特別なことなんだ」と語り、彼にとってこの状況が魅力的な展開であるとした。  またバドリーは、ウッズに同行する大人数のギャラリーについて「ギャラリーが多くなると一人一人の動きが気にならなくなる。ギャラリーが4、5人のときは腕のちょっとした動きも目に入ってしまって、逆に難しんだ」と語り、バドリーはギャラリーによって集中が乱されないことを強調した。(c)AFP/ALLAN KELLY