リシュモングループ、2007年3月期決算で前年比12%増 - スイス
04月24日 18:36
写真は、スイスのリシュモン社のレターボックス(1999年1月11日撮影)。(c)AFP/SIGI TISCHLER
【ジュネーブ/スイス 24日 AFP】世界第2位の規模を誇るラグジュアリーグループ「リシュモン(Richemont)」の年間売上高が、前年比12%増の48億3000万ユーロ(約7,700億円)を記録し、2007年度も好調な滑り出しをみせている。 2007年3月期の決算発表においてリシュモンは、世界各エリアの売り上げが2桁の成長を遂げ、中でもアジアは19%増と好調な数字を記録した。 アジア地域では2007年1月から3月までの間に、時計、ジュエリー、万年筆、革製品、ファッションなどの各分野で著しい成長を遂げた。ヨーロッパでの年間売上高は13%成長し、グループ全体の42%を占めている。 年間売り上げは48億6000万ユーロという専門家の予想を若干下回った。これについて、リシュモンは、円安とドル安に対しユーロ高が今回の結果に影響したとコメント。企業全体の業績は5月24日に発表される。 リシュモンは南アフリカのルパート一族がオーナーのラグジュアリーグループ企業。傘下には、カルティエ、ピアジェ、ヴァン・クリフ&アーペル、モンブラン、アルフレッド・ダンヒル、ランセルなどがある。 写真は、スイスのリシュモン社のレターボックス(1999年1月11日撮影)。(c)AFP/SIGI TISCHLER