<テニス 07全豪オープン>グランドスラム10勝目を目指すフェデラー - オーストラリア

01月13日 17:51


写真は、全豪オープンで優勝を果たしトロフィーを手にポーズをとるフェデラーとレーバー氏(右)(2006年1月29日撮影)。(c)AFP/GREG WOOD


【メルボルン/オーストラリア 11日 AFP】15日に開幕する、テニス・全豪オープン(Australian Open tennis tournament 2007)は、男子シングルス、2006年大会の覇者で今大会第1シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に、他の選手がどう戦いを挑んでいくかが見物となる。 ■10度目のグランドスラム制覇へ  フェデラーは、2006年のグランドスラム4戦中3戦に勝利しており、唯一タイトルを獲得できなかった全仏オープン(French Open)でも決勝に残り準優勝を果たすなど圧倒的な強さを持ち、2007年もフェデラーは注目選手になることは間違いない。2006年の全豪オープンでマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)に勝利し涙を浮かべて優勝を喜んだフェデラーは、タイトルを獲得するしたこと、また彼の憧れの選手であり、テニス殿堂入りを果たしているロッド・レーバー(Rod Laver)氏から優勝トロフィーを授与されたことがとても意義のあることだと話していた。  フェデラーは3年連続で世界ランキング首位に立ち、4年間で3度全豪オープンで優勝を飾っている。またグランドスラムで歴代1位の14勝の記録を持つピート・サンプラス(Pete Sampras)氏に次ぐ9度のグランドスラムで優勝するなど素晴らしい記録を打ち立てている。若干25歳であり、絶頂期であるフェデラーが1月28日に行われる決勝や、他のグランドスラム3大会でも決勝に残らない理由は見当らない。「私の目標はこの数年間変わらない。全豪オープンで始まって、いい結果を残さないといけない。もし今大会に勝利することができたら、(今季は)面白くなってくる。狙うことができる目標かどうかはあと数週間で結果が出るよ。今シーズンはグランドスラムで1勝か2勝できれば嬉しい。ずっと勝ち続けることはできないけれど、もう数年勝ち続けられたらいいと思っている。」とフェデラーは大会に向けて意気込みを語る。 ■フェデラーの対抗馬  2005年の全豪オープンの準決勝でフェデラーにフルセットの末劇的な勝利を挙げたロシアのマラト・サフィン(Marat Safin)のような、フェデラーを脅かす対戦相手は誰になるのだろうか?  前回大会の準決勝でフェデラーに敗れた今大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は、この大会の前哨戦として行われたメディバンク国際(Medibank International 2007)で右腿の怪我で大事をとって1回戦で棄権しているが、対戦表ではフェデラーの逆側におり優勝のチャンスを狙っている。20歳と若いナダルは早くから天才児と称され、2006年全仏オープンでフェデラーを降して連覇を成し遂げている。ナダルは2006年全豪オープンは左足の怪我で欠場しているが、もし対戦することになれば、フェデラーの強敵になるだろう。「フェデラーが1番だということと、自分はまだ若いからフェデラーのことは考えていない。大会にはフェデラーを意識する以前に強い選手がたくさんいる。フェデラーが一番強い。フェデラーのようになるのは難しいことだよ。彼は特別な人なんだ。自分の中ではフェデラーが史上最強だと思ってる。」とフェデラーの強さを語る。  世界ランキング3位に入る今大会第3シードのニコライ・ダビデンコ(Nikolay Davydenko、ロシア)と、同ランキング4位で第5シードのジェームス・ブレーク(James Blake、米国)も候補に挙がるが、照り返しの強いリバウンドエースのハードコートでは難しい対戦を強いられることになる。ダビデンコはグランドスラムで2度準決勝に進んでいるが、全豪オープンでは準々決勝以降に進んだことはない。またブレークは、全豪オープンでは4回戦以降は進めていない。また強いサーブを武器に持ち、ジミー・コナーズ(Jimmy Connors)氏に師事する第6シードのアンディ・ロディック(Andy Roddick、米国)も全豪オープンでは苦しんでおり、2週間目に入る前の早い段階で姿を消している。  しかしロディックは「コナーズ氏から指導を受けるようになってから試合運びが変わってきた。今はより攻撃的に試合をできるようになっていているので、今年はうまく勝ち進んで行けると思う。」と抱負を語っている。 ■伏兵出現の可能性  もし世界ランキングで下の方に位置する選手が出できたとすれば、2006年のバグダティスや2005年のサフィンのようになるだろう。世界ランキング54位だったバグダティスは、決勝でフェデラーに4セットの激戦の末敗れたものの世界ランキング10位以内に入るロディック、今大会第4シードのイバン・リュビチッチ(Ivan Ljubicic、クロアチア)、第8シードのダビド・ナルバンディアン(David Nalbandian、アルゼンチン)のを破って決勝進出を果たした。バグダティスは「リバウンドエースとコートの色を見ると、プレーしたくてたまらなかった。どうしてだかは分からないけれど、(プレーをする)音やそこにある全てがプレーをするモチベーションを高めてくれたんだ。」と自身の快進撃を振り返える。  また世界ランキング26位ながら全豪オープンで過去4年間1度の優勝、2度の決勝進出を果たしているサフィンは、試合の運び方や力、そして能力を兼ね備えている。「デビスカップ(Davis Cup)の決勝が終わってからそんなに休みがなかった。だから今年はいつもとは違ったアプローチで行くつもり。うまくいくことを願っているよ。」と話した。  写真は、全豪オープンで優勝を果たしトロフィーを手にポーズをとるフェデラーとレーバー氏(右)(2006年1月29日撮影)。(c)AFP/GREG WOOD