【4月13日 AFP】オーストラリア沖合にある世界最大のサンゴ礁、グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)の近くで中国船籍の石炭運搬船が座礁した事故で、グレートバリアリーフの管理機関のトップを務めるDavid Wachenfeld氏は13日、この船によってサンゴ礁に3キロにおよぶ傷がつき、回復するまでに数十年かかるとの見方を示した。

 中国船籍の「深能1号(Shen Neng 1)」は今月3日、規定航路から大きく外れ、グレートバリアリーフ海洋公園(Great Barrier Reef Marine Park)内で座礁。その際に、サンゴをつぶすなどして損傷させた。

 豪当局はこの事故について、怒りをあらわにし、乗組員らを強く非難していた。その後、当局は12日夜に同船を離礁させた。

 Wachenfeld氏は地元テレビ局ABCに対し、「今回ついた傷は、これまでグレートバリアリーフに船舶がつけた傷の中で最大のものだ」「同船が傷をつけたのは1か所だけではない。長さ3キロ、最大幅250メートルのエリアにわたっている」と語った。(c)AFP/Talek Harris

【関連記事】「責任者を厳しく処分」、石炭運搬船の座礁事故で豪運輸相