【11月6日 AFP】ピート・ヘグセス米国防長官への辞任圧力が強まっている。中間選挙で圧勝した民主党が議会での追及を計画する一方、共和党内からも、ヘグセス氏が推進してきた対イラン戦争が選挙の敗因だとして責任を問う声が上がっている。

保守系FOXニュースで司会者を務め、陸軍州兵の少佐として従軍経験のあるヘグセス氏は、2025年1月の就任以来、何度も不祥事を乗り切ってきた。しかし、残された時間はもう少ないのかもしれない。

ドナルド・トランプ大統領はこれまでヘグセス氏を擁護しており、同氏を交代させる考えがあるか問われた際には、「非常によくやっている」と強調した。

だが、トランプ氏とJ・D・バンス副大統領は共に、中間選挙での共和党の敗因として対イラン戦争を挙げている。ヘグセス氏はこの戦争を推進する中心人物であり、スポークスマンでもある。

野党・民主党は今週の中間選挙で上下両院の多数派を奪還し、国防総省や対イラン戦争に関する調査を開始したり、関連予算を制限したりする権限を手にした。

イランがエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡を部分的に封鎖したことで、この戦争は世界経済に大きな混乱をもたらしている。それに伴う物価の高騰、特にエネルギー価格の上昇は、米国の有権者の怒りを買っている。

バンス氏は「われわれの敗因は戦争だ」と述べた。トランプ氏もバンス氏の発言は「おおむね正しい。戦争によってガソリン価格が高騰したからだ」と認めた。