レームダック化したトランプ氏、中間選挙後も波乱の火種か
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■ウクライナ和平と対中・対ロ外交
トランプ氏は以前から「平和をもたらす指導者」として評価されることを望んでおり、ウクライナに対してロシアとの和平に応じるよう圧力をかけ続ける公算が大きい。来週には米国、ウクライナ、ロシアによる新たな3者協議が控えている。
だが、今回の中間選挙での大敗により、自らと肩を並べる大国の首脳とみなす中国の習近平国家主席やロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する外交的レバレッジ(影響力)が低下する恐れもある。
今回の選挙で共和党が大敗したのは、今月後半に中国で予定される首脳会談で、3首脳が顔を合わせる可能性があるとされる時期まで2週間を切ったタイミングだった。
■自らの功績を後世に残す
一方、不動産王出身のトランプ氏は、政治的な対立から一歩引き、自らが好む分野、すなわち首都ワシントンに建造物という形で自身の足跡を残すことに力を注ぐ道を選ぶかもしれない。
実際、中間選挙の締めくくり演説でトランプ氏は政策課題にはほとんど触れず、リンカーン記念堂のリフレクティング・プール(反射池)の改修やワシントンの美化計画について熱弁を振るった。
中でも同氏の最大の誇りは、ホワイトハウス敷地内に建設中の総工費4億ドル(約630億円)に上る巨大なボールルーム(宴会場)だ。任期満了に伴い完全に退任する直前の2028年後半に完成を迎える予定となっている。(c)AFP/Danny KEMP