【10月31日 AFP】アフリカ・チャドの中部で30日、水の利用をめぐって対立する民族集団同士が衝突し、少なくとも7人が死亡、22人が負傷した。地元関係者がAFPに明らかにした。

チャドは国連から、アフリカで最も気候変動の影響を受けやすい国の一つとみなされており、水の利用や土地、家畜をめぐる共同体間の衝突で死者が出る事態が頻発している。

地元行政当局者は匿名を条件にAFPに対し、「クレダ人がクカ人の村イスネを襲撃し、7人を殺害したほか、複数の村に火を放った」と語った。

地元選出の議員によると、衝突のきっかけは、牧畜民であるクレダ人が、クカ人の多く暮らす地域にある池で家畜に水を飲ませようとしたことだ。

口論の後、クレダ人が銃を抜き、クカ人の足を撃った。これをきっかけに銃撃戦となり、22人が負傷し、県都ヌグラの病院に搬送されたという。

AFPが取材した別の地元当局者によると、治安部隊が介入し、事態を収拾した。

同じ地域では昨年11月にも、クカ人とグラネ人が井戸の利用をめぐって争い、33人が死亡した。(c)AFP