エムバペ選手、毛沢東指したとみられる「中国の独裁者」発言を謝罪
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【10月28日 AFP】サッカーフランス代表のキリアン・エムバペ選手(レアル・マドリード、27)は27日、中国建国の指導者、毛沢東を「独裁者」と呼んだとみられる発言について謝罪した。動画が拡散し、中国飲料大手の東鵬飲料や乳業大手の蒙牛乳業など複数の中国企業から協力関係を打ち切られていた。
騒動はさらに拡大し、スペイン1部リーグのラ・リーガも謝罪したが、中国の国営放送機構、中央広播電視総台(CMG)は、国営テレビでの同リーグの試合中継を停止すると発表した。
エムバペ選手は動画で、自身を使ったネット上のミーム画像で最も面白かったものは、自分の顔を「中国の独裁者」の体に合成したものだと発言した。
「独裁者」は毛沢東を指すものだと受け止められた。
エムバペ選手は、フランス語、中国語、英語での声明で、「私の発言は軽率だった。中国や世界各地の中国系コミュニティーの多くの人々を傷つけたことを今は理解している。私の言葉で不快な思いをさせたすべての人に謝罪する」と述べた。
ラ・リーガも声明で、「キリアン・エムバペ選手の最近の発言が中国のファンに不快感を与えたことを深く遺憾に思う。この発言は個人としてなされたものであり、ラ・リーガの立場を代表するものではない」と謝罪した。
CMGは、エムバペ選手とラ・リーガが謝罪する前の26日に、ラ・リーガの試合中継停止を決定していたと説明した。
CMGはさらに、エムバペ選手が所属するレアル・マドリードにも謝罪を要求。謝罪は「絶対的な前提条件」であり、謝罪を受けるまでは一切の協議に応じないとした。
中国では、1976年に死去した毛沢東に関する冗談は今もタブーとなっている。毛沢東の急進的な政策は、大規模な飢餓や数百万人の死を招いたと歴史家から批判されている。
中国外務省の郭嘉昆副報道局長は定例記者会見で、「中国人民の感情を傷つける言動は、当然ながら中国社会の各界から一致して拒絶されることになる」と述べた。
ファンも失望を隠さなかった。
北京のショッピングモールで働くチャン・ジンチーさん(30)は、「以前はエムバペがピッチでプレーする姿を見るのが本当に好きだった」と話した。
「でも、昨日このニュースが報じられて以来、残念ながら、あの憧れの気持ちはなくなってしまった」と語った。(c)AFP