■2~3年後はどのような状況に

Q:高度なAIツールは、本物の脆弱性を確実に発見できるのか。

A:誤検知などのノイズが非常に多い。今回のPHPの事例は実際に存在する脆弱性の典型例だが、AIが発見したとされるものの中には、実際には存在しないものもある。また、インターネットに公開されていないソフトウエアに関するものも多い。脆弱性の真偽や危険度を見極め、対応の優先順位を付ける仕組みを改善しなければならない。

Q:2~3年後にはどのような状況になっていると考えるか。

A:今後は、ソフトウエアを導入する前にAIツールで脆弱性を検査するようになるだろう。そうすることで、最初から脆弱性の少ないソフトウエアを導入できるようになることが期待される。

古いソフトウエアが一掃され、その後に、当初からより高い安全性を備えた新しいものが育つ余地が生まれる。

これによってサイバーセキュリティーの問題が解決するわけではないが、今後、その問題の性質が変わっていくことになる。(c)AFP/Alex PIGMAN