全長60センチのエッグタルト 中国で大人気も2カ月でブーム下火に
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【10月25日 CGTN Japanese】今年8月、中国中部の河南省にあるベーカリーチェーンのフランチャイズ店が、全長60センチの「ロングエッグタルト」を独自に発売しました。価格は十数元(約250~450円)に設定され、店員が何気なく撮影したショート動画が思いがけず話題となり、共同購入サービスに掲載された当日、注文数は200件を超えました。その後、全国各地の多くのベーカリーが相次いで同様の商品を販売し始めました。
多くのベーカリーが同じタイプの商品を次々と発売し、ピーク時には1日700~800本を売り上げる店もありました。一部の店舗では、一部のパンの製造を一時的に停止してエッグタルトの製造に集中しましたが、生産が需要に追い付かず、1人1本までの購入制限を設けざるを得ない状況となりました。
一般的なレシピを基に概算すると、全長60センチのロングエッグタルト1本のカロリーは優に1000キロカロリーを超えるとみられ、ネットユーザーからは「カロリー爆弾」とやゆされました。9月には全国的な大ブームとなり、最も注目を集める人気商品になったものの、国慶節の連休(10月1~7日)明けには各地の店舗で相次いで販売が取りやめられました。ブームの始まりから終息まで、わずか2カ月余りでした。
上海金融法律研究院の劉遠挙研究員は、SNSで話題となる食品には、価格がそれほど高くなく、写真や動画を撮ってSNSに投稿しやすい上、実店舗でもインターネット上でも人目に付きやすいという共通点があると指摘しました。また、模倣するためのハードルが低く、特許などによる参入障壁もほとんどないため、事業者が短期間で同様の商品を販売できると分析しています。
今後も同様の「SNS映えグルメ」が登場するとみられますが、その多くは、急速に人気を集めた後、短期間でブームが下火になるという従来と同じ道をたどる可能性が高いとみられます。SNSで話題になる食品が次々と登場していることは、中国国内の飲食市場が活力に満ちており、消費者が目新しい体験に進んでお金を払おうとしていることを示しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News