【10月21日 CGTN Japanese】中国の科学者が世界で最も軽いワイヤレスメゾスコープの開発に成功しました。重さはわずか1グラムで、6ミリの視野内において、単一細胞解像度(4~6マイクロメートル)でマウスの大脳皮質の神経活動を記録でき、1匹のマウスに対しては、既存の同タイプの設備の25倍となる8500個以上のニューロンを同時に記録することができます。関連の成果は10月19日に国際的な学術誌「ネイチャー」にオンラインで発表されました。

単一のニューロンを識別できる既存の顕微鏡ははっきり見えるものの、マウスの頭を設備に固定したり、ケーブルで縛ったりしなければならないため、動物の複雑な自然行為を研究することは難題でした。一方、頭部装着式の小型顕微鏡は動物を縛る必要はなくなりますが、視野は通常1ミリ未満で、脳領域の小さな一部しか見えないのが現状です。

中国の研究チームは集積化設計と系統上の最適化を通じて、超軽量ワイヤレスメゾスコープ「Airscope」を開発し、4枚の非球面レンズだけで、6ミリの視野内で単一細胞解像度の観察を実現しました。

動物が装着できるこの設備を利用して、中国の研究チームはこれまでケーブルや設備の重さの関係で実現できなかった多くの実験を遂行しました。例えば、広さ5平方メートルの自然生息地で複数のマウスが活動する際の大脳皮質活動を同時に記録することや、32の末端がある大型迷路でマウスの長時間にわたる自発的な環境探索を追跡することなどです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News