ブラジル大統領選、ルラ氏とボルソナロ氏が初討論会 激しい非難の応酬
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【10月19日 AFP】大統領選の決選投票を1週間後に控えたブラジルで18日、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領と右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員が、初のテレビ討論会に臨んだ。両氏は互いに個人攻撃を繰り返し、激しい非難の応酬を繰り広げた。
両氏は討論会で何度も相手を「うそつき」と呼び、汚職疑惑を突き付けたり、過去のスキャンダルを蒸し返したりした。混乱したやりとりは、政治的な分断が深まる同国での激しい選挙戦を象徴するものとなった。
極右のジャイル・ボルソナロ前大統領の息子であるフラビオ氏(45)は、今月初めの第1回投票で予想外の首位に立った。世論調査では、25日の決選投票は接戦になると予測されている。
両氏は経済、治安、医療、汚職、米国との関係などをめぐって激しく論争した。
フラビオ氏は「ブラジルはあなたを引退させる」とルラ氏に言い放った。討論会中、ルラ氏を動揺させようと、カメラに映り込む形で相手の背後を行き来し、ルラ氏の発言中に首を振ったり、薄笑いを浮かべたり、あざ笑ったりした。
ルラ氏はフラビオ氏を「常習的なうそつきで、ごろつきだ」と非難。リオデジャネイロの武装犯罪組織との関係が疑われていることを念頭に、「武装組織の一員」の近くには立ちたくないと述べた。
フラビオ氏は、ルラ氏が汚職事件で収監されていた過去を何度も持ち出し、「距離を取っていた方がいい。財布を盗まれるかもしれないからだ」と応酬した。この事件の有罪判決は後に無効とされた。
間もなく81歳を迎え、通算4期目を目指すルラ氏は、時折いら立ちを抑えようとする様子を見せた。また、フラビオ氏の発言がうそであることを確かめるよう、視聴者に「グーグルで調べてほしい」と繰り返し呼び掛けた。
第1回投票以降、世論調査ではフラビオ氏がリードしているが、今週発表された二つの調査では、その差がわずかに縮まった。支持率はフラビオ氏が51%、ルラ氏が49%だった。