■「私の大統領」

ザカリア氏はこれまで、FOXニュースや右派メディア「ニュースマックス」でコメンテーターを務めたほか、トランプ氏のSNS「トゥルース・ソーシャル」を運営するトランプ・メディア・アンド・テクノロジーの顧問も務めた。

ホワイトハウスのスティーブン・チョン広報部長はザカリア氏の会見を称賛し、「会見室を掌握した」と述べるとともに、トランプ氏の「偉大な仕事」を米国民に改めて伝えたと評価した。

一方、リベラル派のコメンテーター、ブライアン・クラッセンスタイン氏はザカリア氏について、「全く使い物にならないだろう」と酷評した。米タブロイド紙ニューヨーク・ポストは、ザカリア氏が「見るからに緊張していた」と伝えた。

ザカリア氏は会見で一つ、新たなニュースも発表した。トランプ氏が、金銭絡みの不祥事が報じられた駐ギリシャ大使を解任したというものだ。

しかし、発言の大半はトランプ氏のイメージ向上だけを目的としたものだった。任期の折り返し地点に近づきつつあるトランプ氏は、イランとの戦争や経済的苦境、数々の国内問題を背景に、支持率が急落している。

ザカリア氏は「大統領と政権は、皆さん、つまり米国民のことを第一に考えている」として、「この素晴らしい歩みに正式に加わることができ、胸が躍る思いだ」と語った。

多忙な報道官の仕事が私生活に影響するかと問われると、ザカリア氏は4人の子どもを持つ自身の家庭が、新たな生活にどう適応しているかを説明した。

だが、そこで夫に言及する際に「私の大統領、失礼、私の夫」と言い間違え、会見室に笑いが広がる一幕もあった。(c)AFP