ゴッホ作品、60年以上ぶりに一般公開 香港で展示
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【10月13日 AFP】60年以上にわたり一般公開されていなかったオランダの画家ビンセント・ファン・ゴッホの作品が13日、香港で公開され、展示会場前には数百人が列をつくった。
公開されたのは、ゴッホの油彩画「Chataigniers en fleurs」。競売大手サザビーズによると、11月18日に米ニューヨークで競売に掛けられる予定で、落札価格は過去最高記録を更新し、約1億8000万ドル(約285億円)に達すると予想されている。
「Chataigniers en fleurs」には、花を咲かせた栗の木と、そのそばを歩く1人の男性、日本風の衣装をまとった3人の女性が描かれている。
作品が完成したのは1890年。ゴッホが死去する前の最後の2か月間に制作された。
作品について、サザビーズの副会長スコット・ニーチェル氏は「最終期に描かれた作品の中でも、特に表現力に富み、希望に満ちた作品の一つだ」とAFPに語った。
ゴッホは、代表作「星月夜」を制作したフランス南部サンレミの精神療養施設を出た後、約70点の作品を残している。「Chataigniers en fleurs」もその一つに当たる。
ニーチェル氏は、絵の具が厚く塗り重ねられていることを指摘し、「この熱に浮かされたような激しい筆遣いからは、まだ表現したいことが数多くあり、それを急いでキャンバスに描き出そうとしていたことがうかがえる」と述べた。
これまでのゴッホ作品の落札最高額は、2022年の競売で「糸杉のある果樹園」に付いた1億1720万ドル(現在のレートで約185億円)となっている。(c)AFP