中国初の海上CO₂注入・ガス増産プラットフォームの本体建設が完了
このニュースをシェア
【10月9日 CGTN Japanese】10月4日、中国初の海上CO₂注入によるガス増産技術実証プロジェクト「東方1-1ガス田センタープラットフォーム」の本体建造が完了し、本格的な試運転段階に入りました。稼働後は、年間100万トンを超える二酸化炭素を海底地層に貯留することが可能となります。
プラットフォームは重量約1万7000トンで、1万3000台以上の乗用車の総重量に相当し、高さは28階建てのビルを超えます。デッキの総面積は1万平方メートル余りで、標準的なバスケットボールコートおよそ22面分の広さです。
海底から採掘された天然ガスには、往々にして大量の二酸化炭素が含まれています。従来は、こうしたCO₂を多く含むガスを陸上の処理施設へ輸送し、一括で脱炭素処理していましたが、輸送コストや時間がかかるうえ、大量の炭素排出を伴っていました。東方1-1ガス田のプロジェクトでは、脱炭素処理システムを海上プラットフォームに直接「移設」し、採掘に伴って発生する二酸化炭素を回収・精製した後、加圧して地層に再注入します。これにより、採掘が難しい天然ガスの産出を促すとともに、二酸化炭素を恒久的に貯留し、ガス田の増産と発生源での炭素削減を同時に実現します。
計画では、東方1-1ガス田の海上CO₂注入によるガス増産技術実証プロジェクトは2027年に生産を開始する予定で、二酸化炭素を「排出物」から「資源」、さらには「産業」へと転換する取り組みを後押しするということです。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News