【10月2日 AFP】第20回アジア競技大会は2日、ボクシング女子60キロ級決勝が行われ、台湾の林郁婷が優勝を飾った。2024年パリ五輪での性別論争を経て引退を考えたものの、騒動を「乗り越えられたことに感謝している」と語った。

林は決勝で中国選手を5-0で破り、3年前の杭州大会での57キロ級制覇に続いて、2大会連続の金メダルを獲得した。

林はパリ五輪で金メダルを獲得した後に引退を考えていたが、自身の資格を疑う人々に対抗するために戦い続けたいと考えていたと、今大会を前にAFPに語っていた。

試合後、林は「光が差し込むその瞬間を待っていた」と述べた。

「本当に簡単ではなかった」「夜明けを見ることができるその瞬間に到達するのは珍しいことで、そこまでたどり着いた自分に本当に感謝している」

林はアルジェリア代表のイマン・ヘリフとともにパリ五輪で大きな性別騒動の渦中に置かれ、ドナルド・トランプ米大統領や実業家イーロン・マスク氏、ファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズで知られる英作家J・K・ローリング氏から批判を浴びた。

両選手は2023年、出場資格基準を満たさなかったとして国際ボクシング協会(IBA)主催の女子世界選手権で失格処分になった。

しかしIOCはこれについて、広く信頼を失ったIBAによる「恣意(しい)的な決定」であるとし、パリ五輪への出場を許可した。ヘリフも同五輪の女子66キロ級で金メダルを獲得している。(c)AFP