【9月27日 AFP】イスラム組織ハマスの指導者は26日、イスラエルで近く行われる総選挙によって同国の姿勢に変化が生じる可能性はないとし、イスラエルの政治家らがパレスチナ自治区ガザ地区の「血」を利用して選挙活動を展開するだろうとの見方を示した。

ハマス指導者のハリル・アルハイヤ氏は、カタールのテレビ局アルアラビとのインタビューで「誰が権力を握ろうと、どの政党が勝利しようと、われわれはあらゆるイスラエルの政党から苦痛を強いられてきた」と語った。

さらに「パレスチナ人の血や苦しみ、そしてその大義がイスラエル選挙の燃料として利用されることを断じて許さない。われわれにとって重要なのは、人々の目的や切実な願い、正当な権利を達成することだ」と強調した。

10月27日に投開票が行われる総選挙で、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は政権維持に向けた大接戦を展開している。

ネタニヤフ氏は選挙戦を前に、ガザからの軍撤退を行わないと明言。ハマスが武装解除に同意したとされる米国主導の和平提案も拒否し、この同意に懐疑的な考えを示した。

今回の総選挙は、2023年10月7日に行われたハマスによる越境攻撃後で初となる。この攻撃では、ハマスがイスラエル南部に侵入して1221人を殺害し、251人を拘束してガザへ連れ去った。

この攻撃に対するイスラエル側の大規模報復攻撃では、ガザのほぼ全人口が避難を余儀なくされ、大半の建物が損傷または破壊された。ガザ保健省の発表によると、死者は7万3900人以上に上っている。この数字については、国連(UN)も信頼できるものとしている。