スペインの都市、公共の場でブルカ禁止「共生とはルールを守ること」
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【9月26日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ自治州のリェイダ市議会は25日、公共の場で顔全体を覆い隠す衣服や被り物の着用を原則禁止する条例改正案を可決した。イスラム教徒の女性が全身を覆うブルカや、目元だけ出すニカブを標的としたもので、同国では異例の措置となる。
近隣のフランスやポルトガル、ベルギーなどとは異なり、スペインにはイスラム教徒の女性がブルカやニカブを着用するのを禁止する国内法が存在しない。
人口約15万人のリェイダ市は2010年、スペインで初めて公共の場における顔全体を覆い隠す衣服や被り物の着用を条例で原則禁止した。
だが、イスラム教徒団体が提訴し、スペイン最高裁判所は2013年、同条例を無効とする判決を下した。
最高裁は当時、同条例が信教の自由を侵害し、地方自治体の権限を超えていると判断し、他の地方自治体の同様の条例についても相次いで無効とする判決を下した。
25日に行われたリェイダ市議会の本会議で、こうした法的落とし穴を回避できるよう修正する条例改正案が賛成16、反対11で可決された。
改正案では、ブルカやニカブに明示的に言及せず、「顔全体を覆い隠す衣服や被り物を身に着けた状態で、公共の場に滞在または移動すること」を禁止する。
なお、新条例は「基本的人権の行使や礼拝所、社会的に容認されている慣習に関連するケース」について例外を認めている。
新条例に違反した者は罰金を科される。
市政によると、条例改正案の可決に当たっては、独立反対派のカタルーニャ社会党(PSC)が極右政党ボックス(VOX)、独立賛成派のカタルーニャのための連合(JXC)との異例の提携によって可決に持ち込んだという。
リェイダのフェリックス・ラロサ市長(カタルーニャ社会党)は市議会で、「共生とは互いを尊重し合うことであり、互いを尊重し合うことはルールを守ることだ」と語り、条例改正案の正当性を強調した。 (c)AFP