米共和党、トランスジェンダー問題を中間選挙の切り札に
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■同じ手をもう一度
11月の中間選挙に向けて選挙戦が本格化する中、共和党はこの問題を再燃させている。
米ニュースサイトのアクシオスによると、世界一の大富豪イーロン・マスク氏の特別政治活動委員会(スーパーPAC)「アメリカPAC」は、共和党有権者の投票率を押し上げるため、不人気な民主党のトランスジェンダーに関する見解を攻撃する大規模な広告攻勢を開始した。
ある広告では、ドラァグクイーンらしき人物がバスケットボールのゴールにダンクシュートを決める映像とともに、ナレーターが「大の男が女子選手をたたきのめすのにうんざりしていないか?」と問いかける。
別の広告では、共和党の牙城・南部テキサス州の連邦上院選で接戦を繰り広げている民主党候補のジェームズ・タラリコ州下院議員に言及し、「ジェームズ・タラリコ氏は、生物学的な男性が女子スポーツでプレーすることを認めることに賛成票を投じた。公平ではない。安全ではない。テキサスらしくない」と非難する。
タラリコ氏は2021年と2023年、テキサス州議会での採決で、トランスジェンダー選手に出生時の性別に基づいて競技に参加することを義務付ける法案に反対票を投じた。
だが中間選挙に臨む他の多くの民主党候補と同様、タラリコ氏も今は立場を翻し、「安全や公平性を脅かすのであれば、トランスジェンダー選手の女子スポーツへの参加には反対する」と表明している。
この問題の再燃に対し、民主党戦略家のバーデラ氏は失望感をあらわにする。
結局のところ、トランスジェンダーを自認する米国の成人の割合はわずか1%にすぎないからだ。
バーデラ氏は「率直に言って、統計的に優位ではない極めて少数の人々にしか影響しない問題にこれほど多くの議論が乗っ取られている現状は、今の時代がいかに愚かでくだらないか、その極みだ」と語った。(c)AFP