イスラエル極右閣僚、パレスチナ人女性受刑者の待遇悪化を誇示「ぬるま湯は終わりだ」
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【9月2日 AFP】イスラエルの極右イタマル・ベングビール国家治安相は8月30日、パレスチナ人の女性受刑者の待遇が悪化していることを自慢げにアピールした。
ベングビール氏がSNSに投稿した動画では、ベールを被り顔にモザイクが施された女性受刑者が待遇について、「極めて悪い」「何の権利も与えられておらず、女性特有のニーズにも配慮されていない」と不満を訴えた。
女性受刑者は「私たちは3日間風呂に入れず、下着も替えていない」と述べ、病気にかかるリスクがあると主張した。
これに対しベングビール氏は、2023年10月7日の攻撃以降、パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスなどに最長2年間拘束されているイスラエル人の人質たちの待遇を引き合いに出し、満足げに応じた。
ベングビール氏は「イスラエル人人質は洗髪もできず、このような環境すら与えられていなかった。テロリストの収容環境を最低限にまで削減できたことを誇りに思う。刑務所でのサマーキャンプのようなぬるま湯の環境は終わりだ」と述べた。
かつて人種差別の罪などで有罪判決を受けた経歴を持つベングビール氏は、これまでも挑発的な言動を繰り返してきた。
ベングビール氏は5月、ガザに海路での支援物資搬入を目指す「グローバル・スムード船団」に参加し、イスラエル当局に拘束された活動家たちをさらし者にする動画を投稿した。「イスラエルへようこそ」というキャプションが付けられた動画には、数十人の活動家が後ろ手に縛られ、額を地面につけてひざまずくことを強要されている場面が映っていた。
ベングビール氏は最近も、イスラエルはガザで毎晩パレスチナ人を「30~40人」殺害すべきだと主張し、国際的な非難を浴びたばかり。
イスラエルでは10月27日に総選挙が行われるが、ベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる右派連立政権は世論調査で苦戦を強いられている。
ネタニヤフ氏は極右政党「ユダヤの力」を率いるベングビール氏に対し、極右政党「宗教シオニズム」と統一名簿方式で臨むよう要請したが、ベングビール氏はこれを拒絶している。
イスラエルの総選挙は全国1区の比例代表制で、議席を得るためには得票率3.25%が必要だが、「宗教シオニズム」は他党と統一名簿方式で臨まない限り、3.25%以上を得票できず、議席を失う可能性がある。
「ユダヤの力」は世論調査で一貫して得票率3.5%を余裕でクリアし、7~8議席を獲得する見通しとなっている。(c)AFP