【8月27日 AFP】南米コロンビアの右派アベラルド・デラエスプリエジャ政権は、海上に浮かぶ「監獄船」を導入し、極めて危険な凶悪犯を隔離・収容することを検討している。国防省筋が26日、AFPに明かした。

今月就任したデラエスプリエジャ大統領は、世界最大のコカイン生産国であるコロンビアの武装勢力や麻薬組織(カルテル)を徹底的に取り締まると表明している。

米国からの支援を受けるデラエスプリエジャ大統領は、ゲリラ組織への空爆実施や、中米エルサルバドルのナジブ・ブケレ大統領の施策にならった「超大型刑務所(メガ・プリズン)」の建設を公約に掲げて当選した。

国防省筋によると、デラエスプリエジャ大統領は安全保障会議で監獄船構想の具体化を要請した。

監獄船プロジェクトはコロンビア海軍が担当しているが、現時点で詳細は明らかにされていない。

監獄船は、受刑者の脱獄を防ぐとともに、外部の危険な人物や組織との連絡を遮断できるとされる。

人権団体などは、監獄船への収容は基本的人権の侵害に当たると警告している。

コロンビアでは2007年にも、当時のアルバロ・ウリベ大統領が、米国への引き渡しを控えた麻薬組織の最高幹部らを大西洋や太平洋に配備した監獄船に一時収容した前例がある。(c)AFP