ソウル・松坡区のロッテワールドタワー展望台「ソウルスカイ」から見た市内のマンション(c)NEWSIS
ソウル・松坡区のロッテワールドタワー展望台「ソウルスカイ」から見た市内のマンション(c)NEWSIS

【08月22日 KOREA WAVE】韓国で、経済的に恵まれない地方の家庭に生まれ、勉強に励んでソウルに出た会社員が、高騰する住宅価格と資産格差への苦悩を明かし、ネット上で共感を集めている。

韓国の会社員向け匿名コミュニティー「ブラインド」には18日、「不動産を調べていたら、うつになりそうです」と題した投稿が掲載された。

投稿者は「地方の貧しい家庭で育ち、勉強を頑張ってソウルに出てきた。年収も同年代より高い方だと思う。借金返済であまり貯金できなかったことを考慮しても、家を買うのはあまりにも高い壁だ」とつづった。

さらに「大学進学で初めてソウルに来た時に感じた身分の差を、今はもっと大きく感じる。子どもの頃には抱いていなかった家庭への恨みまで生まれてくる」と打ち明けた。

不動産関連アプリやコミュニティーを繰り返し見るうち、日常生活にも影響が出ているという。「中途半端に勉強ができたせいでソウルに出て、こんな世界を知ってしまったことが毒になった気もする。もっと良い人生を送れるのかと思うと、明るく前向きだった自分がだんだん消えていくようだ」と訴え、「皆さんはどう乗り越えていますか」と問いかけた。

コメント欄には、似た経験をしたという声が相次いだ。「私も全く同じだ。いったん考えるのをやめたらストレスがなくなった」という反応や、「一度にすべてを手に入れようとする欲を手放した方がいい」との助言が寄せられた。

資金をためて購入可能な住宅を買い、その後も資金をためながら住み替えていく方法を勧める意見もあった。一方で「結婚する予定がないなら、他人と比べず、オフィステルや集合住宅の賃貸で幸せに暮らしてもいい。全員がマンションに住む必要はない」と、不動産購入そのものにこだわらないよう勧める声も出た。

また、「カナダやオーストラリアの話を聞くと、韓国はお金をためて最終的に不動産を買うという文化が特に強いように感じる。互いに比べることで、さらに苦しくなっている」と指摘する意見もあった。

地方出身でソウルに移ったという別の利用者は「自分も同じだった。京畿道でもこれほどなのに、ソウルはどれほどかと思った。今の20代後半から30代前半がこうした状況を経験するには、幸福の機会費用があまりに大きい。出発点から違う競争から抜けたい気持ちになる」と吐露した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News