モモスコーヒー(c)MONEYTODAY
モモスコーヒー(c)MONEYTODAY

【08月21日 KOREA WAVE】「世界のベストコーヒーショップ100」に選ばれた韓国・釜山のモモスコーヒーが、年商320億ウォン(約32億円)規模に成長しながら、ソウルに進出しない理由が明らかになった。

19日に放送されたtvNのバラエティー番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に、モモスコーヒーのチョン・ジュヨン代表が出演した。モモスコーヒーは2007年、釜山で始まったコーヒー専門店だ。

MCのユ・ジェソクはチョン代表に「釜山を訪れる外国人観光客の間で、モモスコーヒーに行くことが必須コースになっているそうだ」と質問。チョン代表は「2026年は過去最高を記録した。クルーズ船が影島にも寄港するが、私たちの店舗も影島にある。観光客がキャリーケースを引いて大勢来てくれる」と話した。

さらに「到着してすぐコーヒーを飲んでくれるので、ありがたい」と笑顔を見せた。

番組によると、モモスコーヒーは現在、釜山で4店舗を運営し、従業員は150人。年間売り上げは320億ウォン(約32億円)に達する。

2026年の「The World’s 100 Best Coffee Shops」では22位に入った。韓国からはモモスコーヒーのほか、ソウルのルリコーヒーが51位に入った。このランキングは世界の約1万5000店を対象に、一般投票や専門家の評価などを合わせて決められる。

世界的な評価を受けても、モモスコーヒーはソウルに店を出さず、釜山に拠点を置き続けている。

チョン代表は「地方で成功するとソウルへ拡大することが公式のようになっているが、こういう時こそ釜山を守るべきだと思った」と説明した。

そのうえで「私たちがソウルへ行くのではなく、お客さんに釜山へ来てもらおうと考えた。釜山を訪れる理由の一つになれるよう努力している」と語った。

チョン代表は、モモスコーヒーでアルバイトとして働き始め、代表にまで上り詰めた。「2007年にモモスコーヒーの週末アルバイトとして働き始めた。当時はバリスタという職業も、カフェという言葉もまだなじみが薄かった」と振り返った。

週末のアルバイトからスタートし、ワールド・バリスタ・チャンピオンを経て、釜山を代表するコーヒーブランドの経営者になった。

モモスコーヒーは店舗数を増やして全国ブランドを目指すのではなく、釜山という地域そのものとブランドを結び付ける戦略を重視している。消費者を求めて釜山を離れるのではなく、消費者が釜山を訪れる理由をつくる考えだ。

チョン代表は番組で改めて「ソウルへ行くのではなく、釜山に来てもらおうと思った。釜山を訪れる理由のような存在になれるよう努力している」と強調した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News