韓国ONE store、成人向けAIチャットを内部テスト…近親・不倫テーマ巡り論議
韓国ONE store、成人向けAIチャットを内部テスト…近親・不倫テーマ巡り論議

【08月21日 KOREA WAVE】韓国のアプリマーケット「ONE store」が、成人向け人工知能(AI)キャラクターチャット市場への参入を進めていることが分かった。一方、社内の反発がある中でも近親や不倫など、タブー視されるテーマを導入しようとしているとして、議論を呼びそうだ。

news1の取材によると、ONE storeは自社のウェブ小説・ウェブ漫画プラットフォーム「ONE story」に成人向けAIチャットを導入するため、内部テストを進めている。

サービス名は「ONE Chat」で、ONE storeの統合・改編を担当するキム・ガンスNEXUSプロデュースTF長が開発を主導しているとされる。

ONE store側は当初、「成人向けAIチャットを開発しているというのは事実ではない」と説明した。

ただ、流出したテストページによると、すでに成人向けAIチャット用として10体余りのAIキャラクターを準備しているとみられる。

キャラクターの多くは下着や成人向け衣装を身に着けており、近親や不倫などタブー視されるテーマを扱うものも確認された。

課金モデルをはじめ、推薦やコンテンツ解放の仕組みなど、ユーザーインターフェースの大半も開発済みとみられる。「Claude Sonnet 5」「Gemini 3.5 Flash」「DeepSeek v4 Flash」の導入も予定されている。

社内では、単なるAIサービス導入を超えて、突然成人向けサービスの開発へとかじを切ったことに反発も出ている。

ONE storeはかつて韓国の通信大手3社による統合アプリマーケットとして広く知られており、そのコンテンツプラットフォームが成人向け中心に改編されれば、有害性を巡る議論が避けられないとの懸念が背景にある。

韓国では現在、Scatter Labの「Zeta」やWrtnの「Crack」などがAIキャラクターチャットを提供している。大半は全年齢向けだが、一部モードで成人向けコンテンツも限定的に提供している。全面的に成人向けAIチャットを展開しているのは、一部の成人向けウェブ漫画プラットフォームに限られるという。

ONE store関係者は、社内から問題提起があったにもかかわらず、「現在、NEXUS出身者が主導する成人向けAIチャットの企画会議が強圧的に進められている」と主張。「特殊な性的嗜好を満たすキャラクターを作るよう指示されたこともあり、そうした内容がそのまま反映されている」と話した。

取材が進むと、ONE store側は「成人向けAIキャラクターチャットの開発について、現時点では確認できない」と説明を変更した。その上で、近親や不倫をテーマにしたキャラクター開発を指示したなどの「不適切な指示はなかった」と主張した。

外部から閲覧できたテストページは現在、閉鎖されている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News