MBN放送画面(c)news1
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【08月20日 KOREA WAVE】韓国で、インプラント手術中に救急搬送された後、死亡した70代女性を巡り、手術中に異常反応がみられたにもかかわらず、医療スタッフが両手首を固定した状態で施術を続けていたことが分かった。MBNは14日、遺族が手術時の防犯カメラ映像を確認し、1分単位で記録した内容を報じた。

記録によると、午後4時18分に担当医が注射器で薬剤投与を始め、1分後までに計3回投与した。その後、午後4時21分ごろに9回目の薬剤投与があり、この時、女性が突然両手を大きく持ち上げたという。

遺族は映像を確認した後、「母が突然、両手を高く上げる姿を見た」と話した。その6分後の午後4時27分ごろには、医療スタッフが女性の両手を固定した様子も映っていた。遺族の記録には「手首に保護具をつけ、椅子に縛り付けた」と記されていたが、実際の映像では手首を手術台に固定していたことが確認された。

遺族は「母がまったく動けないように圧迫されているように見えた。そうした状態で薬剤を強制的に投与しているように感じた」と主張した。

問題となっているのは、当時投与された麻酔薬の量だ。女性の体重は54キロで、アルチカイン塩酸塩の最大許容量は378ミリグラムだったが、実際には1088ミリグラムが投与されたとされる。

女性は1日にインプラント11本を埋め込む手術を受けていた途中で異常症状を示し、その後、心停止状態で大学病院の救急外来に搬送されたが死亡した。韓国国立科学捜査研究院は、死亡原因について局所麻酔薬アルチカインによる毒性反応の可能性を示した。

専門家は、麻酔薬投与後に患者へ異常反応が現れた場合、施術を中止すべきだったと指摘した。一方、歯科側は女性が両腕を上げた行動について、麻酔薬投与による異常反応とは判断しなかったとしている。「局所麻酔薬を投与した際の自然な反射反応と判断した」と説明した。

両手を固定した理由については、患者が突然手を動かすと手術器具が刺さるなど二次的なけがにつながる恐れがあり、それを防ぐための措置だったとした。

この歯科では、インプラント手術を受けていた患者2人が救急搬送された後に死亡したとされ、波紋が広がっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News