【8月19日 AFP】ナイジェリア中部プラトー州で17日夜、銃やナタで武装した集団が村を襲撃し、少なくとも24人が死亡した。生存者らが18日、AFPに明らかにした。

プラトー州では長年、主にキリスト教徒の農民とイスラム教徒の遊牧民フラニ族の間で土地や資源をめぐる争いが続いている。

同州マング地方行政区ビンパー村に住むマシュー・ジョセフさんはAFPの取材で襲撃について「私たち家族は眠っていたが、物音と近所の人たちの悲鳴で目を覚ました」「窓から外を見ると、武装した男たちが家に近づいてくるのが見えた。彼らが来る前に何とか逃げ出すことができた」と語った。

ジョセフさんは、24人が殺されたと述べた。別の村人のムフトワン・ヤンプトさんも同じ犠牲者数を挙げている。

ヤンプトさんは「私たち家族は危機一髪で助かったが、隣人が襲撃され、家の中で2人が殺された」とAFPに明かした。

その後、プラトー州議会のマシュー・クワルポ議員は死者数を25人と発表した。

ナイジェリア中部では気候変動や人口増加の圧力を受け、農民と遊牧民との間で限られた土地をめぐる争いが激化している。

鉱物資源をめぐる土地の奪い合い、現住民と「よそ者」とされる人々との間の政治的・経済的緊張、さらにはイスラム過激派やキリスト教伝道師の流入が、この対立をさらに激化させている。

■暴力の連鎖

警察が十分に機能していないため、一度暴力が起きると、共同体間の報復攻撃が続くケースが多い。

今回のビンパー村襲撃事件の前にも、遊牧民2人が殺害される事件が起きている。

遊牧民2人が殺害された後、近くのマイティンベ村も報復とみられる襲撃を受け、多数の民家が焼き払われた。(c)AFP