【8月16日 AFP】ルーマニア国防省は15日、ウクライナおよびモルドバとの国境近くで、領空を侵犯した無人機(ドローン)をスペイン軍の戦闘機が撃墜したと発表した。

この事例は、ウクライナと国境を接する北大西洋条約機構(NATO)加盟国が直面している課題、ロシアによる戦争の影響に晒されている現状を改めて浮き彫りにするものだ。

同省の声明によると、モルドバ側から侵入したドローンは、現地時間午前5時1分(日本時間午前11時1分)、NATOの警戒監視任務に就いていたF-18戦闘機によって撃墜された。

破片はウクライナ国境に近いガラツィ県の無人地帯に落下したという。

黒海に面するルーマニア東部の沿岸地域は、頻繁に攻撃の標的となるエリアに隣接している。

ドナウ川を挟んだウクライナ側の港へのロシアの攻撃にともない、2023年以降、ルーマニア領内でドローンの破片が何度も発見・報告されている。

先月、ルーマニアはブカレストから約100キロの地点で領空に侵入したドローンを、2022年にロシアがウクライナ侵攻を開始して以来初めて撃墜した。

同様の事例は、ポーランドやバルト三国など、NATO東部地域の各所でも報告されている。

14日には、領空警備任務にあたっていたイタリア軍の戦闘機がラトビアの領空に侵入したドローンを撃墜したと、NATOが発表したばかりだ。(c)AFP