済州特別自治道教育庁の庁舎=道教育庁提供(c)news1
済州特別自治道教育庁の庁舎=道教育庁提供(c)news1

【08月14日 KOREA WAVE】韓国・済州島の小学校で、多文化家庭の児童が同級生から集団でいじめを受け、校内で飛び降りようとした事件があったことが明らかになった。

被害を後になって知った保護者は、学校側が事件を矮小化しようとした疑いがあるとして、警察に告訴した。

市民団体「政治する母親たち」などによると、移住女性である被害児童の母親は2026年6月、西帰浦警察に学校の校長ら関係者3人を職務怠慢、虚偽公文書作成、学校暴力予防および対策に関する法律違反などの疑いで告訴した。

警察は近く、告訴された関係者から事件の経緯や事実関係を確認する。

被害児童は2025年11月末ごろ、校内で飛び降りようとしたが、それを見た友人が制止し、命に別条はなかった。

母親が、子どもが参加していたチャットルームを通じ、飛び降りようとした理由がいじめだったと知ったのは2026年4月になってからだった。その後、学校側に被害を伝えた。

母親側が提供したチャットルームには、被害児童の国籍を侮辱したり、からかったりする内容が含まれていた。一部の児童は、飛び降りを図った後もいじめを続けていたという。

一方、母親は学校と済州特別自治道教育庁の対応が不十分で、被害児童への支援も適切に実施されなかったと主張している。

さらに、学校側が飛び降りを図った事件や児童へのいじめを矮小化、隠蔽しようとした形跡があるとして警察に告訴した。

「政治する母親たち」は声明で「道教育庁はこの事件について直ちに特別監査を実施し、事件の隠蔽や虚偽報告に関与した者を厳しく処分すべきだ」と求めた。

済州特別自治道教育庁は12日、説明資料を発表し、「飛び降りを図った件について、正式な文書による報告や記録管理が十分ではなかった部分があった」と認めた。

そのうえで、「児童が飛び降りようとしたことへの対応や、児童の保護・支援過程全般について事実関係と措置内容を総合的に確認、調査し、その結果に基づいて必要な後続措置と改善策を講じる」としている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News