ムシンサのチョ・マンホ代表=同社提供(c)news1
ムシンサのチョ・マンホ代表=同社提供(c)news1

【08月14日 KOREA WAVE】韓国のファッションプラットフォーム「ムシンサ(MUSINSA)」で、細部にこだわるチョ・マンホ代表の経営スタイルが注目されている。

7月28日に熊本県でマグニチュード7.1の強い地震が発生した際、ムシンサは九州地域の郵便番号に該当する全顧客の注文に、暑さ対策用のムシンサスタンダードのアームカバーやハンドタオル3点セット、一般タオルなどの生活用品を同梱して発送した。

日本は、ムシンサが2021年に初の海外法人「ムシンサジャパン」を設立して以降、Kファッションの世界進出に向けた重要拠点として力を入れてきた市場だ。

当初は被災地復旧に向けた現金寄付なども検討していたが、実用的な品目を選び、顧客に直接届ける案を提案したのがチョ代表だったという。

ムシンサ関係者は、チョ代表が「顧客に寄り添う観点から、実際に役立つきめ細かな支援が必要だ」として、日用品の支援を提案したと説明した。

支援物資には「被災地域の一日も早い復旧と皆さんの安全を心から願う」との趣旨のメッセージも添えた。この取り組みは日本の毎日新聞でも報じられ、Xでは「ムシンサありがとう」「ムシンサに感動した」といった反応が出たという。

こうした事例は、細かな「ひと工夫」によって事業の完成度を高めようとするチョ代表の経営哲学を示すものと評価されている。

ムシンサが1月に経営幹部の責任体制を導入した際、チョ代表は「最高ディテール責任者(CDeO)」の肩書も担った。ブランドやサービスの細かな部分まで自ら責任を持つという意味が込められている。

実際、チョ代表はムシンサが新たな実店舗を開くたびに現場を訪れ、顧客目線でサービスを点検することで知られる。「ムシンサ メガストア聖水」の開業後には、チームに70項目余りの修正事項を伝えたという。

2025年にプラットフォームを更新した際、シューズカテゴリーでナイキのエアフォース1やアディダスのサンバ、サロモンのウィスパーなど人気シリーズを個別に分類したのもチョ代表のアイデアだった。

聖水駅の駅名併記事業への入札でも工夫が見られた。3年間の契約入札価格として3億2929万2929ウォンを提示し、ムシンサが運営するプラットフォーム「29CM」を自然に印象づける狙いを加えたとされる。

ムシンサは25年前、オンラインコミュニティー「とにかく靴の写真が多い場所」から始まり、現在の規模まで成長した。

2025年には世界事業を本格化させ、韓国の500大企業にも初めて名を連ねた。Kファッションを世界に発信する代表的なプラットフォームへと成長する中、企業価値10兆ウォンを目標に、2027年の新規株式公開(IPO)が成功するかにも関心が集まっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News