干ばつが長期化する韓国・慶尚南道密陽市の総合運動場駐車場に集まった京畿道、江原道の消防車=2026年8月12日(c)news1
干ばつが長期化する韓国・慶尚南道密陽市の総合運動場駐車場に集まった京畿道、江原道の消防車=2026年8月12日(c)news1

【08月14日 KOREA WAVE】韓国南部の慶尚南道で猛暑と干ばつが深刻化し、一部地域で給水制限が続く中、全国から消防車が集まり、1日で4700トンを超える水を供給した。

慶尚南道消防本部によると、12日午後6時までに道内18市郡で実施された給水支援は計653回、4769トンに達した。

このうち農業用水の供給が648回、4727トンと大半を占めた。

特に水不足が深刻な密陽市には1254トン、記録的な猛暑が続く梁山市には623トンが供給された。

慶尚南道で過去6カ月に降った雨は586.7ミリで、平年の60.3%にとどまった。特に2026年7月の降水量は平年の23%程度にすぎなかった。

道内の農業用水用貯水池の貯水率は11日時点で34.1%。平年の71.3%に比べ、47.8%の水準となっている。

慶尚南道18市郡のうち咸陽郡を除く17市郡が農業用水の干ばつ段階に入った。密陽市、巨済市、咸安郡は韓国で唯一、最も高い「深刻」段階に分類されている。

生活用水と工業用水はおおむね通常通り供給されているが、小規模給水施設1876カ所のうち、水道が整備されていない島しょ地域6カ所と小規模水道施設を利用する村20カ所など計26地域では給水制限が実施されている。

干ばつの深刻化を受け、慶尚南道消防本部は円滑な給水支援のため消防庁に動員を要請。消防庁は11日午後8時、慶尚南道に国家消防動員令を発令した。

これにより全国16市・道の消防本部から給水車200台と消防隊員400人が慶尚南道に派遣され、13日午後まで農業用水と生活用水を供給する。

国家消防動員令は、災害発生の恐れが大きい場合や、災害が発生して当該地域の消防力だけでは対応が難しい場合に、全国の消防力を動員する制度だ。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News