韓国「国民的プデチゲ」のノルブが再生手続き申請…加盟店は2年で半減
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【08月10日 KOREA WAVE】「国民的プデチゲ」で知られる韓国の老舗韓食フランチャイズ「ノルブ」が、創業39年で裁判所に企業再生手続きの開始を申請した。業界では、収益拡大を狙って多数のブランドを展開したものの新事業が定着せず、主力のプデチゲやポッサムまで競争力を失ったことが要因との見方が出ている。
業界によると、ノルブは7月31日、ソウル回生裁判所に企業再生手続きの開始を申請した。裁判所は8月4日に包括的禁止命令を出し、代表者への審問は11日に予定されている。
2024年末時点でノルブが保有するブランドは33に上るが、実際に店舗があるのは12ブランドにとどまる。加盟店の総数は2022年末の717店から、2023年末541店、2024年末344店へと2年間で半分以下に減った。
主力ブランドも苦戦している。同期間に「ノルブ・プデチゲ」は246店から156店、「ノルブ・ポッサム・チョッパル」は134店から63店に減少した。後者は2024年の新規出店が4件だったのに対し、契約解除は44件に達した。
ノルブは1987年、ソウルの小さなポッサム店から始まり、1990~2000年代に人気を集めた。2011年11月にはモルガン・スタンレー・プライベート・エクイティーが全株式を1114億ウォン(約123億円)で取得した。買収前年の2010年には売上高1113億ウォン(約122億円)、店舗数約700店を記録していた。
買収後はソルロンタンやコーヒー、軽食、チムタクなどに事業を広げ、2021年3月には登録ブランド数が33となった。新型コロナ禍には、1つの厨房で複数のデリバリーブランドを運営する「ノルブ厨房」なども展開した。
しかし業績は悪化した。売上高は2016年の1200億ウォン(約132億円)から2021年には403億ウォン(約44億円)に減少。2022年8月にはモルガン・スタンレーPEが保有株式57%を200億ウォン(約22億円)でエンビホールディングスのコンソーシアムに売却し、その後、エンビホールディングスが全株式を取得した。
2025年の売上高は638億4938万ウォン(約70億円)で前年比16.1%減。営業損失は86億9486万ウォン(約9億6000万円)と前年の約15倍に拡大し、純損失は139億2866万ウォン(約15億3000万円)だった。
専門家は、過度なブランド拡大に加え、コストパフォーマンスや1人での食事を重視する外食市場の変化に対応できなかった点を指摘している。原材料費や賃料など店舗運営コストの上昇で競争が激しくなったことも背景にあるという。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News