「飾る」から「組み立てる」へ…韓国・MZ世代に広がる“レゴ型”消費
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「同じタンブラーでも組み合わせ次第で全く違う雰囲気になるので、一度作るとずっと使いたくなります」
大学生のキム・ヒウォンさん(24)は、最近購入した組み立て式タンブラーについてこう話した。「完成品を選ぶより、自分が欲しい色や構成を直接選ぶ過程の方が楽しかった」という。
ステッカーを貼ったり、キーホルダーを付けたりする「デコレーション」を超え、製品そのものを自分で組み立てて完成させる「レゴ型」消費が韓国のMZ世代を中心に広がっている。完成品に個性を加える方式から一歩進み、製品を構成するパーツ自体を消費者が選ぶ「組み立て型カスタマイズ」が新たな消費トレンドとして定着しつつある。
CJオンスタイルによると、ライフスタイルブランド「LEGODT」は「組み立て式タンブラーデコ」人気を追い風に、6月の売り上げが前年同月比約45%増加した。
成長をけん引した新製品「LEGODT LOOP TUMBLER MODULE」は、本体やふた、持ち手、スリーブなど28種類のパーツを組み合わせ、自分だけのタンブラーを完成させられるよう設計されている。完成品を選んでいた従来の方式とは異なり、パーツを一つずつ選ぶ過程そのものが消費体験になっているとの評価だ。
こうした流れはほかの商品分野にも広がっている。機械式キーボードでは、好みのキーキャップを組み合わせて自分だけのキーボードを作る「キーボードデコ」が代表例だ。
CJオンスタイルが7月20~31日のデータを分析した結果、「キーキャップ」関連商品の売り上げは前年同期比約320%増加した。
スマートフォンケース市場でも同様の傾向がみられる。世界的なテックアクセサリーブランド「CASETiFY」は、色や素材、グリップ感などの選択肢を消費者が直接選んで組み合わせる「カスタムビルダー」方式で、韓国でもMZ世代を代表するケースブランドとして定着している。
海外でも同様の試みが続いている。フィリピンでは2025年、モジュール型バッグブランド「KYO」が登場し、本体とストラップ、チャームを組み合わせた3万種類以上のスタイルを展開して話題を集めた。
米国の旅行・カメラバッグブランド「Peak Design」は3月、メインのバックパックとデイバッグを分離・結合して使えるモジュール型「Travel Backpack 2-in-1」を公開した。一体化すると40リットルを超える容量で使用でき、分離すればそれぞれ独立したバッグとして使える構造だ。
業界では、こうした流れを消費者が製品づくりの過程に直接参加する「参加型カスタマイズ消費」の拡大とみている。完成品を購入後に装飾する方式から進み、最初から自分の好みに合わせて製品を完成させる体験そのものが重要な消費価値になったとの分析だ。
LEGODT関係者は「モジュール型タンブラーは、消費者が希望する構成を直接組み合わせ、自分だけの製品を完成できるよう企画した商品」とし、「今後も好みやライフスタイルを反映した新たなカスタマイズ体験を継続的に提供していく」と話した。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News