【08月08日 KOREA WAVE】
BLACKPINKのロゼが愛用している米玩具メーカー「シリング」の触感玩具「ニードー・ガムドロップ」(c)MONEYTODAY
BLACKPINKのロゼが愛用している米玩具メーカー「シリング」の触感玩具「ニードー・ガムドロップ」(c)MONEYTODAY

「ストレスを感じたり、考えが複雑になったりしたときに触ると、余計なことを考えなくなります」

手で押したり握ったりして楽しむ「フィジェットトイ」と呼ばれる触感玩具が、韓国の20~30代の間で新たな癒やしグッズとして注目されている。子どもの遊び道具だった玩具が、大人の不安や疲れを和らげるアイテムへと変わりつつある。

代表的な商品には、ワックスで覆われた表面を押すと割れるような音と感触を楽しめる「ワップボール」、シリコンやゴムで作られ、握ると形が変わってゆっくり元に戻る「マランイ」、押すと軽快な音が鳴る小型キーボード型の「キーキャップ」などがある。

普段からキーキャップを押しているイ・ジヒョンさん(38)は「押すだけで聴覚と触覚への刺激が得られ、短時間でも気分転換になる」と話す。会社員のパク・ジニョンさん(33)も「仕事でストレスを感じるたびに押している。すぐに気持ちが落ち着く」と語った。

ワップボールは2025年末から流行し、2026年初めからSNSで急速に広がった。インスタグラムには関連投稿が約1万6000件あり、スクイーズ系玩具「マランイ」の投稿は13万6000件を超える。

オンライン通販「ジグザグ」によると、6月のワップボール検索数は1月の約64倍、取引額は約51倍に増えた。マランイも検索数が約9倍、取引額が約13倍となった。

海外でも人気は高い。韓流人気グループ「BLACKPINK(ブラックピンク)」のロゼが「ストレスボール」として紹介した米シリングの「ニードー」は、一部商品が品切れとなった。定価5.99ドル(約900円)の商品が、品薄のためオンラインで500ドル(約7万5000円)で取引された例もある。

ロゼは「会議の際はいつも机に置いている。握っていると集中でき、不安なときに注意をそらしてくれる」と愛用ぶりを明かしている。米国では開店前から店頭に並ぶ「ニードー・ハンティング」も流行している。

専門家は、触覚への刺激が感情を安定させ、幼少期の愛着体験に似た安心感をもたらす可能性があると分析する。一方で、不安を根本的に解決するものではなく、ほかの活動ができないほど依存する場合は専門家への相談が必要だと指摘している。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News